キイロショウジョウバエの培地作成 失敗→成功の過程
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上陸直後のカエル餌は難しい
カエル育成にドはまり中のつぐむぐです。
オタマジャクシがどんどんカエルに変態している今日この頃ですが、カエルになるとオタマ時代のようにメダカの餌を与えるわけにはいきません。カエルになると動く餌にしか基本的に反応を示さなくなります。遺伝子にそうインプットされているんでしょう。
上陸後のカエルは相当小さく、Sサイズのコオロギでも口に入らないレベルです。なので僕は自分で育成して供給が可能なショウジョウバエにスポットを当ててみました。
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ショウジョウバエの種類
ショウジョウバエと一口に言っても、種類は大きく2つに分かれます。キイロショウジョウバエとトリニドショウジョウバエ。キイロの方がサイズが小さいのでヒキガエルベビーとかにはおすすめです。
もちろん小は大も兼ねるので、キイロショウジョウバエをある程度大きくなった子ガエルに与えてもOK。我が家では3センチほどのアマガエルにキイロショウジョウバエを与えるとパクパクと追いかけて食べてました。小さい分、何匹も食べてくれます。見てて気持ちが良いです。
補足ですが、ショウジョウバエは羽なしタイプがネットで売ってます。これがカエルたちが狩りをしやすいのでおすすめ。羽無しの突然変異型をうまく引き継がせたものなので、培養しても羽無しが生まれてくるので安心です。培養管に自然界の羽有りバエがまぎれこまないようにだけ注意しましょう。
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培地作成(失敗編)
僕の最初のショウジョウバエ育成挑戦は、結論から言うと失敗でした。培地に産卵がされていたかどうかは分かりません。されていたのかもしれませんが、それ以前に培地の匂いが強烈すぎて育成側の僕が滅入った形です(苦笑)。培地のメニューは以下の通りです。
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失敗培地のメニュー
マッシュポテト
水(適量)
イースト菌
以上の3つです。
マッシュポテトは幼虫の餌、イースト菌は親バエの餌ってイメージで入れました。水は培地がベチャベチャでもなくカラカラでもない程度に入れました。それで親バエを投入した訳ですが、まぁ投入してから日に日にマッシュポテトが腐る腐るw
最初は薄黄色だった色が、だんだん茶色になり黒になり激悪臭を放つように。まじで強烈な刺激臭だったので、培養容器ごと廃棄しました。蓋を開けたら鼻が1時間はマヒするレベルの臭さだったわw
というわけでマッシュポテト培地は失敗。ただこの経験から、「培地にあまりに栄養分が多すぎては良くない」という教訓を得ることができました。
▲培地にクリアファイルを切って蛇腹折りしたものを2つ差してます。クリアファイルは親バエの足場になります。幼虫が培地に育ってくると親バエの居場所がなくなるので足場を作ってやらないといけません。またフタは100円均一で買った台所掃除用のスポンジをカットしたものです。フタは通気性がないとハエが死んでしまいますが、通気口が大きすぎるとハエが逃げるのでご注意ください。
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培地作成(成功編)
失敗した後はいろんなショウジョウバエ培養の研究論文やらネットの記事やらを読みまくりました。栄養過多にだけ気を付けて見ていった結果、目を付けたのが以下のメニューでした。
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培地のメニュー
水100ml
寒天2グラム
砂糖10グラム
イースト菌
以上です。
そうです、ただの砂糖寒天にイースト菌をまぶすだけの簡単培地です。栄養分を最低限まで削った、しかし無栄養でもない培地。親はイースト菌を食べ、幼虫は砂糖寒天を食べるイメージです。
イースト菌は培地の表面を薄く完全に覆う程度振りかけてください。培地が丸見えの箇所は親ショウジョウバエが水分に溺れてしまいやすくなるので注意が必要です。
この培地ですが、匂いはほぼイースト菌の匂いしかしないです。日が経つに連れて発酵してくるけどパンみたいな匂いしかしないので余裕です。鼻をつく刺激臭が全然しないってのが良い。匂いが全くないかといえばウソだけど、マッシュポテト培地に比べたら超絶余裕レベル。だって、いってもパンみたいな匂いだけだから。
しかも幼虫が増える増えるw面白いほど増えて言ってます。きっと環境が良いのでしょう。
てかまぁ「激悪臭の環境だと、育つものも育たんでしょう」ってのが個人的な見解。
むろんハエなので、真相は分りませんが、彼らだっておいしそうなにおいの方が好きに決まってるでしょう。だって自然界でもバナナとかリンゴの甘くておいしそうな匂いによく誘われてやってくるくらいですからね。
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最後に
最後に今回のポイントをまとめて終わりにします。
・上陸直後のカエル餌にショウジョウバエは最適
・主なショウジョウバエはキイロとトリニドの2種類
・羽無しのタイプがネットで販売されてあるのでおすすめ
・キイロの方が小さい。トリニドがやや大きい。
・マッシュポテト培地は栄養過多のため悪臭を放って失敗
・砂糖寒天は悪臭もなくハエの孵化も順調
・寒天培地に薄く満遍なくイースト菌をふりかけよう!
・結論、砂糖寒天を強くおすすめします
以上です。
補足ですが培養管は複数用意しておきましょう。カビの発生やダニの発生によって培養管が1本丸々台無しになりかねないので、1本だけではリスキーです。
砂糖寒天でどんどんハエを培養して、餌を供給しまくってくださいませ☆ではでは!
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